FC2ブログ

風に吹かれて

風に託すのは遠き夢 風に囁くのは儚き恋 風は形のない遠い記憶…

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

Tokyo BAY

今日は、ミュージカルを観てきた。都内を歩くのは、なんと一年ぶり。
普段、シティより、ネイチャーを好む性格だから…(笑)
今回の浜松町は、初めての下車駅だった。
東京港区一丁目…
まず、街の様子を眺めてみようと、駅に隣接する世界貿易ビルの40Fにある展望台へと上がってみる。
眼下には、林立する高層ビル群、その間を巡る首都高には、切れ目ないミニカーのような車の列が流れていく。
新幹線の白い矢が、何度も交差して通り過ぎ、山手線やモノレールが、まるでプラレールの列車のように、弧を描いて走っていく。
そして、ビルの谷間の、箱庭のような庭園は、旧芝離宮。
今日、これから向かう、劇団四季のライオンキングの黄色い看板が目に入る。
その向こうには、浜離宮があって、そして、東京湾が広がる。
いくら見ていても飽きない景観。そして、メインはやっぱり、目の高さに聳える東京タワーだ。
やっぱり、いいなぁ…。昭和の香がするような懐かしい匂いがした。
そして、近代的な高層ビルの中にあっても、その存在感を失わないほどセンスが光る美しいフォルム。
やっぱり、東京タワーは、素敵だと思った。展望台には、星のように煌く夜景の中に、オレンジ色の灯を燈すように輝く東京タワーのパネルが飾られていた。もしも夜景を見れたら、きっと素敵だろうな…。
CIMG7687.jpg


まだ、時間があるので、芝離宮か浜離宮を歩いてみようかと思った。
劇団四季に近いので、浜離宮を駆け足で見ることにした。
ここが都内の一角にあるとは思えないほど静かな環境で自然もよく残されいた。
冬枯れの庭園だったけれど、蝋梅の花が咲き始めていたし、森の中にはたくさんの野鳥たちが囀っていて、モズもシジュウカラも、ホオジロたちもいた。
中ほどにある池には、情緒ある木造のアーチになった橋も架かっていて渡っていくと、カルガモやキンクロハジロやスズガモたちが、ゆったりと羽を休めていた。

ミュージカルは『ウェストサイドストーリー』
若い力が弾けるような力強い舞台だと思った。
知らず知らず惹きつけられ、華麗な舞台で歌い踊る人々は、さながら夢の世界で演じているようだった。
3時間の公演が終わり、鳴り止まぬ拍手の中、何度もカーテンコールがかかった。
とてもいい時間を過ごせ、満たされた心で劇場を後にした。
道路に溢れ出した人の波に流されて駅へ歩き始めたが、ふと、竹芝通りの標識が目に入った。
夕日が空を染めていた。せっかくここまで来たのだから、夕映えの海を見てみたいと思った。
わたしは左へと道を曲がり、竹芝桟橋を目指した。
東海汽船の発着所のロビーがありその中に入ると、乗船の手続きをするカウンターや、待合所があった。
お正月のせいか、人影は疎らで、ガランとした空間が広々と広がっていた。
わたしは、いくつかのパンフレットを手に取った。三宅島の観光案内には、アカコッコやイイジマムシクイが載っていたし、小笠原諸島のホエールウォッチングや、海がめやイルカを見ながらの島巡りのクルーズのパンフもあった。
真っ青な海に浮かぶ緑の離島は、なんて魅力的なんだろう…
アイリスや長女を連れて行ってあげたいと思った。いつか、行ってみたいと思った。

外の出て階段を登ると、海が見渡せるテラスになっていた。
折りしも、夕日が沈みゆくところだった。最後の光が空を薔薇色に染め、白く聳えるビル群を照らし、綺麗な薄紅色に輝いていた。
わぁ…なんて綺麗なの!こんな景色を目の当たりにするなんて、まだ夢の続きを見ているようだった。
CIMG7758.jpg


空は水色と薔薇色を織り交ぜたような微妙な色合いに変化していく。
海もその色を映して、ロージーブルーの色に輝きだす。
遠くにベイブリッジのシルエット。その先に見えるのはお台場のビル。観覧車もシルエットになって浮かび上がっている。
時折り羽田から飛び立つ旅客機が、その機体をキラリと光らせながら上昇していくのが見える。あの飛行機はどこへ向かって飛び立ったのだろう。

CIMG7746.jpg


海に繋がれた白い船…あんな船に乗って船旅を楽しんで見たいな。
わたしの憧れは、どんどんと膨らんでいった。
目の前の運河を屋台舟が走ってゆく。デッキに出た人々が餌を撒いているのだろう。
たくさんのカモメたちがその船の航跡を賑やかに追っていく。
そんな旅もいいかも…
海を眺めるレストハウスでは、窓越しに夕映えを見つめる白いコック帽をかぶったシェフの姿が…あんなお店でディナーなんて、素敵だろうな…
まるで、夢の続きを見続けているように空想しながら、桟橋を巡って街へと戻った。
そして、運河は一瞬の輝きを終えて、静かに夜の帳へと落ちていこうとしていた。
わたしは、足早に浜松町の駅へと向かった。

CIMG7750.jpg

浜松町の駅前の道をまっすぐに歩いていたら、わぁ!町並みの向こうに明かりが点った東京タワーが見えてきた。時計を見たら5時少し前だった。もう、タイムリミットだったけれど、
夜景を見てみたくなった。
なかなか、ここまで出かけることもないし、まして夜景が見える時間までいられることなんて今後、あるかどうかわからない。
わたしは、思い切って、帰りの電車の時間を、30分、遅らせることにした。(^_^;)
もう一度、世界貿易ビルのエレベーターに載った。
展望台に続く階段を上っていくと、目の前に東京の夜景が広がった。
街は、煌きながら夜空の星になっていた。
高速道路は、まばゆい光の帯になっていたし、高層ビルの屋上には赤いランプが次々と点っていった。
お台場の観覧車は遠花火のようなイルミネーションで輝いていた。
そして、角を回り込んだその先に、目の前に美しく点る東京タワーが飛び込んできた。
CIMG7773.jpg

見ているうちに、夜の帳はどんどんと進み、街の明かりは、まるで、宝石のような星明かりの群れが、暗い海の底に輝いているような気がした。
本当に夢のようだわ…夜間飛行の窓辺から街を見下ろしているようなそんな気持ちだった。
こんな美しい夜景を見つめているのは、数組の人々と、機材を抱えて写真を撮っている5人ほどの人々だけだった。
わたしは、こんなに静かな空間から、東京タワーの夜景を見れたことに感謝し、もう、十分だと思った。とっても贅沢な時間だった。
今日のこと。そして、夕焼けから今までの、不思議な夢旅のこと。忘れたくないと思った。
わたしは、美しい夜景に別れを告げ電車に飛び乗ったのだった。
CIMG7794.jpg

スポンサーサイト

« 更新のお知らせ|Top|AIR MAIL »

コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://kikyounomado.blog65.fc2.com/tb.php/240-a9b55cb6

Top

HOME

桔梗(sizuku)

Author:桔梗(sizuku)
ブログ“風に吹かれて”へようこそ!
日々の想いや、懐かしい思い出などを綴っています。
山や森や里山に身を置き、心を遊ばせて
鳥や蝶や、小さな草花に日々癒されている
そんな、管理人です。
どうぞよろしくお願いします。
☆管理人のホームページ:Sizuku ONLINE よろしければどうぞ)

アクセス解析

お好きな曲を選んで 下のClickを押してくださいネ♪ BGMが流れます。

©Plug-in by PRSU

この人とブロともになる

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。