風に吹かれて

風に託すのは遠き夢 風に囁くのは儚き恋 風は形のない遠い記憶…

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クリスマスディナーの宵

昨年、アイリスと、静かな山里に佇むレストランのクリスマスディナーに出かけた。
美しい清流の流れる里山のリバーサイド・レストラン
おいしい食事とクラッシクギターの調べが流れる素敵な宵に癒された。
今年もまた、娘と、あの心暖まる場所に行ってみたいと思って予約をとった。

金曜日の晩、わたしの仕事が終わるのを待っていてくれたあなたとふたり
去年の夢を辿った。
そう…クリスマスの約束。
車が、リバーサイドレストランの駐車場に入った時、店内から漏れるやわらかな光に包まれた。
『ああ、去年と同じだね♪』うれしそうに笑顔を向けるあなた。
「うん、今年も来れたね♪」わたしたちは、庭園の敷石に灯されたキャンドルの明かりに導かれるように、楽しげな光に包まれた扉を開けた。

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『いらっしゃいませ、お待ちしておりました。こちらへどうぞ。』
見覚えのあるボーイさんの温かな笑顔に迎えられ、席に案内された。
その席は、店の一番奥のテーブル。去年と同じテーブルだった。
ガラス窓を背にしてわたし、向かいの席にあなた。去年と同じシチュエーションで座って、わたしたちは顔を見合わせて笑った。
『窓側のお客様には、ひざ掛けをご用意してありますので、お寒いようでしたらお使いください』そう言って、ボーイさんは、真っ白なひざ掛けを渡してくれた。
なんだか、心配りが嬉しくなる。部屋の隅に燈る、オレンジ色のランプシェードが、まろやかな光を投げかけて、飾り棚に飾られた置物の影も優しげに揺らいでいた。
それも、去年と同じね。
テーブルに咲く真っ赤なバラも、銀色に光るナイフやフォークも…去年のままね。

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そして、次々と運ばれてくるお料理も、『とっても綺麗~♪』
「それに、とってもおいしそう~♪」
赤ピーマンのムース
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タラバ蟹と野菜の前菜
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白身魚とホタテのムニエル
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ヒヨコマメのスープ
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そして、メインディッシュは、とろける様なローストビーフ
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本当にゆったりとした時間が流れていて、運ばれてくるお料理はシェフが心を込めて作ってくれたのが分かる気がするほど、とってもおいしくて、わたしたちは、幸せな気持ちになった。
最後に、登場したデザートは、ラムレーズンアイスとイチゴのサンタさんが添えられたかわいらしいケーキだった。
『わぁ~!かわいい~♪』「やっぱり、去年と同じね~♪」
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そして、今日のサプライズゲストは、ピアノの演奏と美しいゴスペル
アーティストは、ピアノが娘さん、歌がお母様の、母娘のセッションだった。
最初にお母様の挨拶があった。
『このクリスマスディナーショーが、年末の忙しい日々の中で、親しい人たちと会食しながら、静かに、この一年に想いを馳せる、そんなひと時になればよいなと思います。』
ああ、本当にそうだなぁと思った。
静かな空間に、優しげなピアノのメロディーが零れるように流れ出し、
澄んだ力強い歌声が響き渡った。
あなたの言葉を借りれば、

狭い空間に、ちから強く声が響き渡り そっとピアノが花を添えてるみたいだった。
その向こう側に クリスマスツリーのライトがゆっくりゆっくり 点いたり消えたりしてたね。

背筋をのばしたまま 聞き入ってるご婦人や。
ご飯を食べながら聴いている ご老人や。

あの場所にいた人の心にどんな歌が響いていたんだろう。
歌が終わった後 なんか みんなの顔が優しく見えた。

そんな時間だったね。。。 

ほんと、そんな感じだったね。
わたしは、最初の『ちいさな空の下』という曲を聴いているうちに
こころの琴線が、美しい歌声に共鳴するように、響きだして、
自然に、感動の涙がこぼれてしまった。
それは、悲しみや苦しみや切なさの涙ではなく、歓喜の嬉し涙でもない
心の奥の泉が静かに満たされて、自然にあふれ出したような
そんな透明な涙もあるんだなぁと思った。
なんだか、心が洗われるような気がした。
そっと、あなたを見たら、あなたも瞳を潤ませていたね…

“アベマリア” “初恋” そして、フォスターの“夢路より”
本当に美しい歌声だった…

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その後は、ピアノのソロ…
リストやショパンのノックターンの旋律が鍵盤の上を流れるしなやかな白い指先から紡ぎだされるようだった。
美しいピアノの調べに乗って素敵な宵は更けていった。

ディナーショーが終わって、満たされた思いで外に出たわたしたちの上に
美しい星空が広がり、冬の星座が瞬いていた。
煌々と輝く月明かりに照らされながら、わたしたちはささやき逢った。

『とっても素敵なディナーショーだったね。今日は、ほんとうにありがとう♪』
「また来年も、きっと、来ようね。」
月に約束…
星に約束…

ふと、長女にもこんなクリスマスの宵をプレゼントしてあげたいと、思うのだった。

入り口に燈ったブルーのクマさんが、見送ってくれていた。
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桔梗(sizuku)

Author:桔梗(sizuku)
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