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風に吹かれて

風に託すのは遠き夢 風に囁くのは儚き恋 風は形のない遠い記憶…

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やわらかな秋…

今日は、久しぶりにアイリスとの散策を約束していた。
日頃、お疲れぎみのアイリスは、少しゆっくり目のお目覚め。
『ごめん、遅くなっちゃった…』
「いいよ、急ぐ旅じゃないし、ゆっくり出かけようよ。」
と言うことで、家を出たのは11時だった。
行き先は秩父路と決めてあった。
樹齢600年という、コミネモミジの紅葉がそろそろじゃないかと言う事でそれを見に行く事になっていた。
アイリスは車を運転しながら、その先はどうしようかと聞いてきた。
「そうね。まず、行く途中にある名栗湖に寄ってみようか?ほら、去年、カエデが綺麗だったじゃない。」
名栗の山々は、少しくすんだやわらかな色合いの紅葉に彩られていた。
そして、所々に、銀杏の鮮やかな黄色、カエデの燃えるような赤が、何とも言えない配色で描かれているようだった。
ちょうど、里山に紅葉が降りてきた感じ…
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名栗湖は、秋の陽射しにひっそりと青い水を湛えていた。
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湖の周りにはカエデが植えられていて、今、彩りの真っ盛り…
自転車で秋を楽しむ人、湖畔に釣り糸を垂れる人、のんびりと散策する人。
みんなそれぞれの秋を楽しんでいた。
わたしたちは、しばし、撮影タイム。
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小さな流れの中に沈んだ楓の葉は、まるで花びらのよう…
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綺麗な山茶花の花びらも散って
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青空に艶やか、真っ赤なカエデ
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まだ、緑の葉の上に、真っ赤なひと葉が、散り落ちて
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そして、緑の葉の枝先で、風の揺りかごに揺られながら少しづつ縮れて…枯れていく

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周りのオレンジ色がさざめいて綺麗ね。
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真紅のグラデーション
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しっくりオレンジのグラデーション
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光と影
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名栗湖のカエデにすっかり満足。一路秩父路へ
目的地の八番札所のコミネモミジ。彩りは少し早かったね。
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六地蔵の上に枝を伸ばして、お地蔵様の影法師
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石灯籠にも影が揺れる
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「次の行き先は、アイリスに任せるわ。行きたいところに連れて行ってね」と言うと、アイリスは困ったような顔をしながら考えていた。
『今の時季、良さそうな所、どこかなぁ…』
ずいぶんと通い詰めて、大分、秩父に詳しくなった二人、大体の地図が頭の中に入っていた。
『じゃぁ、街中の慈眼寺に行って、その後、童子堂から、観音寺まで歩こうか?秋の景色の中を歩いてみたいから。』とアイリスが提案した。
「うん、なかなかいいね。そうしようよ。お母さんも歩きたいと思ってたよ」
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やわらかな陽射しの童子堂は、畑の中の長閑なお寺。
山門の佇まいも、古びたお堂の佇まいも素敵。
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納経所の前では、地元のおじいちゃんとおばあちゃんが日向ぼっこ
挨拶をすると、にっこりと微笑んでくれた。
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少し霜げた野菊の花に秋の陽射し、
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茅葺の山門をバックにアメリカセンダングサの実が光る
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野辺にでると、ハナミズキの紅い実が
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彼方に連なる山々が薄紫に煙り、野辺は優しげなセピア色、
ハナミズキは、真っ赤な夕陽色
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野辺はいつも山々に見守られているみたいね
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道野辺の仏も柔らかな秋の陽射しに温もっているみたい
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柿の実の秋
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枯露柿をいっぱい干したお宅が目に入る。
ふたりして道路の向こう側からカメラを向ける(笑)
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秩父のシンボル的な山、武甲山。
でも、この山は年々姿を変えていく。
『ワシらが子供の頃は、もーっと、高かったんだよ。』
野辺で畑仕事をしていたお父さんが、手を止めて話しかけてくれた。
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土壁の民家がいい感じね。
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ススキの穂の光と風は透明な秋に輝いている
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最後のひとつは、感謝の想いを込めて自然に返すという。
『おかあさん、木守り柿(こもりがき)って言うんでしょ。おじいちゃんに教わったわ』とアイリスが言った。
「そうだね。おじいちゃんを思い出すね…」アイリス、あなたも同じことを思っていたのね。
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銀杏並木を犬を連れて歩く少女。少女は、わたしたちの脇を通り抜ける時、『こんにちわ』と、可愛い笑顔を向けてくれた。
いつかも、高校生ぐらいの少年が、爽やかに挨拶をしてくれた。
巡礼の土地に暮らす人々は、みなやさしい。こんな小さな頃から、優しい心を受け継いでいるんだなぁと思った。
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午後の陽射しに輝く木立ち
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ススキの原と武甲山
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夕陽に染まる野菊の向こうに武甲山
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武甲山はどこからでも見えるし、どこからでも見守っていてくれる。
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最後の夕陽が光を投げる丘の上から、観音寺への石段を降りる。
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咲き残った晩夏の名残りのサルビアの花に、夕映えが輝いて、燃えているようだった。
わたしは、思わず膝まづいて写真に撮った。

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白い山茶花は、夕闇に沈むように、ますます白く透き通るように美しい
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誰もいない境内で、パッシ、カツーン、コツーン、とひっきりなしに小さな物音が響いていた。
『何の音かしら?鳥?』
「いいえ、きっと、リスじゃないの?」
そんな事を言いながら、木立ちを透かしてみれば、夕陽に燃える山々の暖色が木の間越しに、目に飛び込んでくる。
と、その時、垂れ下がった藤の実のような種が、パシッと弾けて落ちてきた。
『見た?いま、弾けたよ!!』
「見た、見た、あの音だったんだね!凄い瞬間だったよね」
わたしたちは、大喜びで、弾けた種を拾い上げた。
「家に帰ったら、樹木図鑑で調べてみようね」
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「楽しかったね。日が暮れてしまうから急いで帰ろうね」
『うん、歩いて良かったね。歩かなければ気づかない事がいっぱいあったね』
わたしたちは、昔のように、手を繋いで、夕暮れの野道を歩いた。
「薄紫の綺麗な夕焼けだね。」
『白い月も綺麗!満月じゃない所がいいね!』
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ほんのりとパープル…やわらかい秋色の空だった。
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桔梗(sizuku)

Author:桔梗(sizuku)
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