風に吹かれて

風に託すのは遠き夢 風に囁くのは儚き恋 風は形のない遠い記憶…

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金袋山のミズナラを探して(その2)

ここからは、林間の緩やかな斜面を辿る木洩れ日の道…
ミズナラやブナ、カエデなどの落葉樹が繁る気持ちのいい道だった。
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何処を歩いても大丈夫なくらい見通しの良い道だけれど、うっかりすると迷ってしまいそうな道だった。
今までの浅い経験でも、楽に歩ける楽しい道ほど、一番迷いやすい道だと肝に銘じているので、わたしは、少し目線をあげて遠くまで見据えながら歩く事にした。
絶えず、左右を見回しながら、時々は立ち止まって振り返って来た道を確認したりしながら歩いた。
この振り返って見ると言う行動は、行きに見る登りの景色と、帰る時に見る下りの景色とでは、大分印象が違って見えるものだからだ。
自分の視覚に、帰りの景色をインプットする気持ちで振り返っては、景色を頭に入れた。
登りの景色
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下りの景色
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この時は10月最後の週だったので、紅葉には少し早くて周りはまだ青々とした緑の森だったが、
いち早く色づいた桜紅葉が紅い葉を散らしていた。
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そして、所々のブナの紅葉も始まったばかりだった。
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燦々と輝く太陽に青い空、天頂に大きく枝を広げたブナは、金色に燃えている。
木洩れ日に透けて、その金色の葉がキラキラと目映く輝いていて、
風に揺れるとまるで囁くような微かな声でざわめいている。
そんな木々を見上げては、「わぁ~♪綺麗~!」と呟きながらシャッターを切るのだけれど、どうしてもその美しさを映しだすことが出来なかった。技術不足…(/_;)残念だなぁ…
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風に揺れる葉影…
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落葉樹の美しい森に佇む、美しい巨木たち
何となく木の精霊が宿っていそう…
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林床には、キノコたち
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やがて、道は片側が杉などの植林帯、片側が、豊かな落葉樹の森林帯と2分する道に出た。道は明瞭に登っている。
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しばらく、植林帯の脇を進み、ふたたび、落葉樹林の中へと道は伸びてゆく。
そろそろ、ミズナラがいそうな気がして、わたしはきょろきょろと辺りを見回し、森の中を見通すように眺めながら歩いていた。
なかなか見つからないなぁ…もしかしたらもう過ぎてしまったりして…
なんて思い始めた頃、行く手の森の奥に、何かがいるのが見えた。
「あ、あ、も、もしかして…」心臓がドキドキ高鳴った。
でも、まだ、良く見えない。早くみたい。
わたしは、森の奥の一点を見つめ、小走りにグングン登って行った。
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「あぁ!!!いた~!!!」
ついに見つけた!金袋山のミズナラだ。
その姿は、あまりにも奇怪で、まるで怪獣が森の中をのっしのっしと歩いているようだった。
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いったい、どうしたら、こんな形になるんだろう?
斜め前方に、大きく枝葉を伸ばし、聳え立っている。
木の中ほどには、まるで耳のような、目のような、あるいは口のようなあるいは巨大なキノコのような不思議な造形物がある。
もし、真っ暗な森の中や、薄暗くなった森の中でこの樹を見たら、気絶しそうなくらいびっくりする事請け合いなしだと思った。
それぐらいど迫力なインパクトある樹だった。
う~ん、おそらく今まで見た樹の中で、文句無くNo.1の迫力だと思った。
わたしは、また、いろんな角度からバシバシ写真を撮りまくったのだった(笑)
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下にいるわたしと比べるとその大きさが分かるかなと思って撮って見た。
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心ゆくまでミズナラの写真を撮った後、倒木に腰掛けてお昼を食べる事にした。すると、コツーン、コツーンと絶え間なく木の実の落ちる音が聞こえてきた。
何と周りを見たら、そこらじゅうに、ミズナラの実が散らばっていた。
さすが巨樹だけの事はある。こんなにたくさんの木の実を降らせ続けているなんて…
なんて凄い事なんだろう…わたしは、感心してしまって、目を閉じて、その心地良い音に耳を澄ませたのだった。
コツーン、コツーン、チリーン、ガサゴソ、チリーン…?あれ?
何処からか鈴の音と、落葉の上を歩く音がしてきた。
何だろう?わたしは、びっくりして目を開けてあたりをきょろきょろ見回した。
すると、驚いた事に後の山の斜面を降りてくる人の姿が見えた。(続く)
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コメント

怪獣みたい(^_^)

しーちゃん、金袋山のミズナラに辿り着けて良かったね。
本当にノシノシと歩いてる怪獣だね。
頑張って登ってきた甲斐があったね(^_^)v
しかし、しーちゃんは強い~♪
一人で「その1」のあの山道を登っていくんだから、恐くはないのかな? 気をつけてくださいよ。
そして誰もいない怪獣のミズナラの横で悠々と座ってるのもすごいな~(^_^)v 私なら写真撮したら一目散に帰ってしまうわ。

座ってるしーちゃんをこの怪獣ミズナラが「おまえ、恐くないのか~? 一人で良く来たな~」って体をかたむけてお喋りしてるみたいみえるね。

さて、その2の続きは・・・・・・気になりますけど、急がないからまたよろしくね♪

ちかちゃんへ

ちかちゃん、こんばんわ(^_^)
読んで下さってコメントありがとう。ちょっと大げさに書きすぎかも知れません(笑)
でも、一人歩きは、十分に気を付けて歩きますね。ご心配ありがとう。
今回も、ちょこっと道が判らなくなってひやっとしたりしましたし、危なっかしいよね。
秋は日が落ちるのが早いので、2時には引き返す事にしています。
週末には、頼もしい仲間二人と、この金袋山に挑戦するつもりなの。だから、安心しててね~♪

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桔梗(sizuku)

Author:桔梗(sizuku)
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日々の想いや、懐かしい思い出などを綴っています。
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