風に吹かれて

風に託すのは遠き夢 風に囁くのは儚き恋 風は形のない遠い記憶…

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テンジンギクの話

『おかあさん、特攻花って知ってる?』とアイリスが言った。
「特攻花?知らないけれど、特攻隊の話かなにか?」と聞く

『この間の夜、テレビのドラマの中に出てきた話なんだけれど…』

鹿児島と沖縄との間にある喜界島。この島にある飛行場の滑走路の脇には毎年決まって、紅いテンジンギクの花が咲く。
第二次世界大戦中、アメリカ艦隊に向け特攻出撃する若い隊員たちが、鹿児島の空軍基地から飛び立ち、途中。喜界島で給油や整備をし、再び沖縄に向かった。
夜明け前に特攻出撃する若い隊員たちに、島の娘たちは、せめて、美しい花と一緒にと野の花を贈った。
隊員たちはその花を握りしめ「優しい乙女たちの真心のこもった、この花だけは散らすまい…」と、みんな、その花をそっと、滑走路脇に置いて飛び立っていったという。その花の種が風に舞い…いつしか根付いて、60年たった今も毎年、滑走路周辺に花を咲かせる。
この天人菊を、島の人たちは、「特攻花」と呼び、平和を願う花として大切にしている。

そう言う話しが盛り込まれたドラマだったという。
花にこころがあるのか、それとも、花にこころを重ねる人の想いがそうさせるのかわからないけれど、何だか、想いってずっと存在し続けるものなのかも知れないと思った。

『生きたかったけれど、生きれなかった人たちがいるんだね。19歳で散っていった人たちのことを思ったら、わたしは、あまり愚痴をいったり不満をいったりしちゃいけないって思った。自分の事ばっかり言ってたらいけないなぁって思ったんだ…』
純粋なアイリスの言葉を聞きながら、わたしも自分自身を省みた夜だった。

南海の孤島の滑走路…そのフェンス脇で、風に揺れるテンジンギクの花を見てみたいと思った。
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桔梗(sizuku)

Author:桔梗(sizuku)
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