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風に吹かれて

風に託すのは遠き夢 風に囁くのは儚き恋 風は形のない遠い記憶…

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結願の寺…その後

秩父34箇所、巡礼の旅を終えて、その後、思ったことってなんだろうと考えた。
わたしは、巡礼を始めた頃、札所を訪れる度ずっと、長女の事がまず一番最初に頭に浮かんだ。
何かと心配な事が多かった娘…。
今はひとり、山梨に嫁いでいる。傍にいて、その顔を日々見ることはできない。
長女の好きだった物を作った時や、家族で食事に行った時など、一緒に食べさせてあげたいな…と、心の中で思ったりする。
便りの無いのは、無事な証拠と、よく言うけれど、やっぱりそうなんだと思う。
わたしはと言えば、22歳で嫁ぎ、両親には同じ想いをさせたのかも知れない。
でも、親元の近くで暮らしていたから、熱を出したと言えば、すぐに看病をしに、両親が飛んできてくれたり、何か事ある度に実家に甘えていたものだった。
娘は、すぐに顔を見には、行けない距離…心配は尽きない。
この1年間のうちにいろいろな事があった。
巡礼を始めてすぐの事、身ごもった娘に、無事、元気な子どもが授かるよう願ったのだけれど流産してしまったり、義理の母が亡くなったりと、悲しく辛い事が重なった…。それは人生の試練なのかも知れないけれど、想いは巡るばかりだ。
だから、札所で手を合わせる度に、真っ先に長女の幸せを願った。
その次に家族が無事に暮らせるように。
そして、わたしの周りの大切な人々がしあわせでありますように…。
不思議と自分の事は祈らなかった。

最後の結願の寺で、願ったこと。
それは、母は、子供たちの幸せを祈り、娘は両親の幸せを祈った。
きっと、訪れる人々はみな、そんな素朴な願いを神仏に祈るのじゃないかと思う。
人は、みな、ひとりでは生きられない。だからこそ、家族って、暖かくて大切なものなのだと思った。

IMG_7534.jpg


結願の寺で、ちょっと、おもしろいものを見つけた。
それは、小石にお経の中にある一文字を写経して納めると言うものだった。
小さな真鋳の札をめくり出てきた文字をを小石に書き写すのだ。
アイリスとわたしは、別々に札をめくった。
わたしがめくった文字は「無」
この文字から、真っ先に思い浮かんだのは、「無の心境」と言う言葉だった。
他にも「無事」と言う言葉が浮かんだ。
なかなか、いい文字かも知れないと思った。
IMG_7449.jpg

IMG_7450.jpg

アイリスは、何かな?と思ったら、「五」という文字だった。
「五?って、何が浮かぶのかな?」と聞いたらアイリスはこう答えた。
『五って、わたしは好きな数字よ。うちの家族も五人だもの。わたしは家族が好きだし…』
「そうか、そうだね。お姉ちゃんも入れて五人だものね!」(^^♪
わたしは、「五人家族だ」といってくれたアイリスの言葉がうれしかった。

札所巡りをする度に、ゆっくりと心に広がっていった安らぎの想いの訳が、結願の寺に辿り着いてやっと分かったような気がした。
「無」と「五」この言葉を、そっと心に刻もうと思った。
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桔梗(sizuku)

Author:桔梗(sizuku)
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