風に吹かれて

風に託すのは遠き夢 風に囁くのは儚き恋 風は形のない遠い記憶…

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よだかの星…

7月は文月…七夕月とも呼ぶ。
七夕に文を添えるから文月と呼ぶのだと言われているそうだ。
七夕は織姫と彦星がめぐり逢うので、星逢いの夜とも言う。
父の詠んだ俳句の中にこの言葉を見つけた時、なんて素敵な言葉だろうと思った。

そして、この時季になるといつも思い出すのが宮沢賢治のよだかの星と言う童話なのだった。
このお話を読むといつも泣いてしまう…
子どもたちが小さい頃、読み聞かせをしてあげていて、どうしても涙がほろほろと零れてきてしまったのだった。

今日、娘が、インターネットから、よだかの星をプリントアウトしていた。
何となく読んでみたくなったのだという。
「おかあさんによく読んでもらったよね。ヨタカがキシキシキシと鳴いて空へ昇って行く場面。いつもありありと浮かんだんだよ」
そう言いながら、「おかあさん、読んであげようか?」と笑った。
「うん、読んで…」と言ったら、本当に読んでくれた。
保母を目指していただけあって、とても上手な読み聞かせだった。
やっぱり、わたしは、うるうるしてしまった。

…それからしばらくたってよだかははっきりまなこを開きました。
そして自分の体がいま燐の火のような青い美しい光になって、しずかに燃えているのをみました。

すぐとなりは、カシオピア座でした。天の川の青白いひかりが、すぐうしろになっていました。
そしてよだかの星は燃え続けました。いつまでもいつまでも燃え続けました。
今でもまだ燃えています。

娘は静かに読み終わりました。
宮沢賢治のお話は、ほんとうにこころが清らかに洗われるような気がします。

s-kasumigawa0150.jpg

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コメント

宮沢賢治の作品を全部読んだわけではないですが、「よだかの星」は私も大好きです。何度も空に昇るシーンは切ないですよね。
一度イラストを描いてみたこともありますが、かえってイメージが縮こまってしまってだめでした。

shuさん、こんばんわ。shuさんも、よだかの星が好きだったんですね。なんとなくそんな気がしていましたよ。(^_^)
何度も空に昇るシーン。ほんとうに…切ないですよね。shuさんが描かれたイラストを見てみたいです。以前、イワツバメを描かれていたのを見たとき、何故かよだかの星が浮かびました。
賢治の物語って、なんだか人の心の切なさや悲しさ、そして優しさが描かれているようで、読むたびに沁みてきますね。よだかは、かわせみやはちどりの兄さんだと書かれていますけれど、何だかそんな気もします。美しいこころや気高いこころって、本当はどういうものなのだろう?って、永遠に考えてしまうそんな物語…やっぱり素晴らしいですネ。

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桔梗(sizuku)

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