風に吹かれて

風に託すのは遠き夢 風に囁くのは儚き恋 風は形のない遠い記憶…

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ハルゼミの声を聞きながら…

名栗沢のトチの木に別れを告げて、次の巨樹を目指して林道を歩き出して、ふと、足を止めた。最初、渓流の音だと思っていたけれど違う事に気が付いた。
林道はかなり標高を上げていた。耳に心地よい降るようなこの音…
ハルゼミの声だと気が付いた。山全体が鳴っているように感じる。
5月の山で聞くハルゼミの声は格別だと思う。
遠くに低くツツドリの鳴き声も聞こえる。
絶え間ないハルゼミの声と、長閑なツツドリの声に癒されながら歩いていく。
林道沿いには、ウツギやヤブデマリの白い花が風に揺れていた。
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先ほどの名栗沢のトチの木から更に2kmほど先にあるという、鍛冶小屋窪のトチの木、そろそろかなと思っていたら、林道の片隅に道標があった。
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これなら見過ごす事はないと思う。早速右側の斜面に取り付く。
奥多摩町の巨樹のとして整備されているようだった。
けれど、林道入り口から2時間あまり歩かなければならないので、多分あまり訪れる人も無いのだろうと思う。
しばらく登っていくと前方に斜面を斜めに傾げながら巨大な樹が姿を見せた。
巨樹の梢からは、太陽の光が射していた。
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偉大な巨樹の姿
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まるで竜のように、ねじれながら天を目指している。
その威風堂々とした姿に圧倒された。
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巨樹は静かに佇む。山の中はハルゼミの声が響き渡っている。
わたしも黙って佇んでいた。ごつごつとした幹に腕をまわし、そっと抱きしめる。何故か安心するのは何故だろう。
母のような、父のような…そう、巨樹は命の揺りかごみたい。
巨樹の根元にはたくさんのスミレの葉があった。
フイリヒナスミレかな?

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やわらかな落ち葉の道を踏みしめて降りていく。
巨樹への道は、木洩れ日の径…蝉時雨の径…
静かなるやさしき道だった。

IMG_0224.jpg


今日は、次々と巨樹に出逢えた。次はいよいよ、ずっと逢いたかった長沢谷のカツラだった。なんだか逢えそうな気がして心が騒いだ。
わたしは林道を更に奥地へと進んでいった。
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桔梗(sizuku)

Author:桔梗(sizuku)
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